NHKニュース 長野 カンガルーのハッチ死ぬ
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11月26日13時29分長野県の須坂市動物園でサンドバックに抱きつく姿が人気を集めたカンガルーの「ハッチ」が２５日夜、死にました。年齢は９歳、人間に例えると７０代に当たり、死を悼む人たちが動物園を訪れています。アカカンガルーのハッチは平成１２年、名古屋市の東山動物園で生まれ、翌年須坂市動物園に来ました。サンドバックに抱きつく姿が有名になり、一時年間６万人にまで落ち込んでいた動物園の入園者がハッチの人気で２０万人を超えるようになりました。３年前には「クララ」と結婚し、「クラッチ」や「キャッチ」など５頭の子どもにも恵まれました。動物園によりますと、ハッチは２週間ほど前から体調を崩し、寝室にこもることが多かったということで、２５日午後１０時前に死にました。ハッチに付き添って死をみとった飼育員の小林正和さんは「苦しまず安らかな最期でした。体が頑丈だとはいえなかったが、よく頑張ってくれたと思います」と話していました。また、動物園の近くにある小学校の子どもたちは「サンドバッグに抱きついたり、寝そべったりしている姿が印象に残っていてとても悲しいです」と話していました。
