豪 ラクダ6,000頭が飲み水求め、町を占拠

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投稿者:Mone5706さん

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11月30日18時22分配信 記録的な干ばつが続くオーストラリアで、6,000頭ものラクダが水を求め町を占拠している。州政府担当者は「町が6,000頭の野生のラクダによって包囲されているんだ」と話した。集まっていたのは、背中に大きなコブを持ったヒトコブラクダだった。オーストラリア内陸部の人口350人の町・ドッカーリバーに、およそ6,000頭ものラクダが飲み水を求めて押し寄せた。地区の責任者は「水の供給源が壊されていて、下水施設も踏みつぶされている。空港も利用できない状況です」と話した。オーストラリアは現在、記録的な干ばつが続いていて、水を求め、多くのラクダが1カ月以上前から、この町に集まり始めた。水道管や貯水槽を破壊し、空港の滑走路に入り込むなど、被害が広がっている。ラクダは、もともとオーストラリアに生息しておらず、19世紀に砂漠地帯開拓のため持ち込まれた。その後、野生化したラクダは、現在100万頭に増加している。専門家は「当初は2万頭くらい。この100年ほどの間に50倍に増えたことになる。この1年半で2,000頭駆除したと。それでも追いつかないようです」と話した。牧草地に被害をもたらすなど、社会問題になり、政府が対策に乗り出している。州政府担当者は「わたしたちは、ラクダを追いやって、鉄砲で威嚇し、砂漠へ追い立てるつもりだ」と語った。ヒトコブラクダは、体長およそ2メートル、体重およそ700kg。体内に水分60リットルから80リットルをためることができるため、1週間は水がなくても、生きることができるという。ヒトコブラクダがいる群馬サファリパークの飼育員は「(町に来るほど)よっぽど水が飲みたかったと思うんですけど、人の生活圏に来て、イライラも達していると思うので、人を襲うことも十分にありえる」と話した。ラクダの増加が深刻化しているオーストラリアでは、食用としての利用にも力を入れているという。現地報道によると、オーストラリア政府は2009年8月、増え続けるラクダ対策のため、およそ15億円を用意すると発表し、本格的な対策に乗り出している。

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