廃墟 広見 小学校跡 (島根 匹見)
YouTubeでの評価:
投稿者:akinohiroshimaさん
再生回数:61
再生時間:03:07
平成19年のスキー場での遭難騒ぎ紙面をにぎわせた広見小学校跡。焚き火で暖を取りながら7人が二晩を過ごしたというサバイバルハウスです。人の命を救った珍しい廃屋です。▼玄関を入って突き当たりを右に折れ廊下の先に焚き火で暖をとったという講堂らしき部屋があります。床板はほとんど剥がされ焚き火に変わったようです。▼また、玄関左横には大きな部屋がありベニヤで小さく仕切りされて2段の寝床があります。畳が積み重ね腐っていました。さても、寄宿舎か?と思い、往時の賑わいを想像した次第ですが、後で廃校後に営林署が設営した簡易宿泊場とわかりました。72年廃校後40年近く経つのに建物がマトモな理由はそこにありましたようです。(元小学校ではなく元営林署跡地というのが正確な言い方となります)▼小学校跡のある広見集落には少なくとも2箇所に集落跡を示す石碑があります。映像では紹介していませんが、ある石碑には「幾人も産声あげし広見の地 も一度住みたい皆んなと共に」という哀愁深い句が刻まれていました。昭和40年後半に集団で離村したようです。例の過疎地特別措置法によるものでしょう。▼広見集落跡は1車線ではありますが国道に面し、北に匹見、南に吉和に通じています。行き止まり・どん詰まりの閉塞感はなく、私が今まで見てきた廃集落に比べるとまだましな印象を受けました。とはいえ、これは暖かい秋の日に見た印象という注釈付です。